龍が如く8のトレーラーで桐生一馬が癌ということが発覚、
白髪だったり、ターン制のコマンド戦闘になって、戦闘時にチンピラ・ラッシュ・壊し屋の3スタイルに切り替えて戦うなど、
全てが癌で体が衰弱しきり、今までの力が出せないという事に繋がった。
人生の大部分を桐生と共にした者としては非常にショッキングな出来事だった。
ここまで現実的な設定を出してきた以上、桐生が癌を克服したり治したりする事はないだろう。
今更癌を治ったという展開にしてもファンは納得しないだろう。
6で裏社会の闇に首を突っ込みすぎて、その闇を外に漏らさないようにする為に、
自分の死を偽装し、大道寺一派に入り一生を大道寺の元で過ごす、はずだった。
大道寺一派で働き始めて3年、7及び7外伝で桐生一馬という伝説の男が生きているという事が外に漏れてしまった。
そして7外伝にて桐生自身が人生の心残りがある事が言及され、それが今でも桐生の生きる原動力となっていた。
そして桐生一馬という男の死から8年、桐生一馬の生存発覚から5年…(死んでた期間3年は短すぎない?)
8のトレーラーで敵組織のせいで桐生一馬の生存が全世界的にバラされる形となった。
大道寺一派がひた隠しにした桐生一馬の生存が世界に知らしめられる。
それは桐生が大道寺一派に追われる事でもあるだろう。
名前を消して、存在を消して、大事なものも失っても更に追い詰められる男。
しかし逆説的に考えれば、桐生一馬の生存が公になるのであれば、存在を隠す意味がないという事。
8で全ての戦いが終わった後には、
最愛の人達が待つアサガオに帰って、最愛の人達に囲まれて、
残り僅かな余生をゆっくり幸せに過ごしていく形で終わっていくのではないだろうか。
桐生が犯してきた罪は育ち盛りであるアサガオの子供たちの成長を見届けられなかったという点で既に贖罪されているはず。
辛く悲しい孤独な戦いを続けた桐生一馬は、最期くらいは報われてもいいはず。
桐生の死を描写する程RGGスタッフは鬼ではないだろうと思うし、そこが一番ベターな着地点ではないだろうか。
別に予想だとか考察とかではない、ただの微かな願い。
桐生一馬と一緒に過ごしてきた人生が長く思い入れもある。
生前葬として彼に関する想いを今回の雑記を残したかった。