2020年11月14日土曜日

Control Ultimate Editonをクリアしたので、Alan Wakeを絡めた考察の話します


今日はRemedyのゲーム群についてお話します。

思い切りネタバレ全開の考察記事なので、

Alan WakeControlクリアしていない人は今すぐ回れ右してください。


まず結論から言うと、Controlの世界自体がアラン先生の執筆作品の一つだったという事。

アラン先生が自分を救うためだけに作り上げたプロットの一つでしかなかった。


以下で添削してないから読みにくいけど、どういう事なのか説明します。


ここで扱うRemedyのゲーム、主にAlan Wake、Control、たまにQuontam Brakeの話をします。

まずはおさらいとして、各ゲームの概要。

記憶だけで語っている所があるので間違えている場合もあるのでその場合はごめんなさい。

・Alan Wake

恐らくRemedyが出したゲームの中で一番有名で話題になった作品。
内容としては小説家のアランウェイク先生が訪れた田舎町では、不可解な現象が多発。
行方不明の人が出たり、奇妙な事件も起き始めていく。
アラン先生はその田舎町で闇に寄生された人に襲われたりして大混乱。
闇には銃弾も効かないが、懐中電灯の光を当てれば闇の衣を剥がしてさえすれば、銃弾をが効く事がわかる。
この田舎町に潜むものは何か探しながら、捉えられた妻を助けるために右往左往するというお話。
後日談を描いたAmerican NightmereというスタンドアロンDLCもある。

・Quontam Brake

量子力学を題材にした超能力を駆使して戦うTPS。
時間が重要らしいが、途中までしか遊んでないです。

・Control

上記の後に出したSCPをモチーフにした超能力TPS。

SCPが跋扈してメチャクチャになった管理局を統治する局長が、SCPの力を取り込んで戦う。

日本語訳がアレなのとゲーム自体が難解なので、話がよくわからないが雰囲気で感じろ。

DLCでAlan Wakeと関係のある話をやる。


さて、もう少し内容を深堀りしていくと、

Alan Wakeでは主人公が小説家で、ゲーム中に主人公が書いた小説の台詞と共に話が進んでいく。

このゲームでリアルタイムで起きている事は既に小説に描かれているという事。

今ゲームをプレイしているのは小説の中なのか現実なのかがわからなくなっており、非常に面倒くさい構造をしている。

アラン先生はなんやかんや色々ありながら闇との戦いを進めて、最終的に「湖」と呼ばれる場所に妻が囚われているという事を知る。


しかし、そう簡単に救える物語ではない。

誰かしらの犠牲は必要で、アラン先生は妻を救う為に自らが「湖」に身を投げて、

自分自身を犠牲にして妻を助ける等価交換の道を選んだ。

妻は最終的に助かるが、アラン先生は闇に飲まれてしまう、

そこでアラン先生はここが「湖」ではなく、「海」だ!と気付いた所で物語は終わる。


全く意味のわからない考察の余地もない状態でぶん投げたが、DLCストーリーが2つ存在する。

このDLCを遊ぶと、何もわからないのがわかる。

アラン先生は自分が小説を書いており、それに沿って物語が動いているかと思えば、

以前に居た別にトーマスゼインと呼ばれる小説家がその話を書いているよ、とか言い出して、

じゃあどういう事なんだよ?って思っても答えが明かされずに消化不良で終わる。


むしろDLCストーリーのせいで更に物語が複雑化してアラン先生が闇から抜け出す事が難しくなる。

どういう事かというと、本編では闇というのは抽象的な存在でふわっとしている。

更にはなんやかんやすれば倒せる程度の存在だったのだが、

DLCでは闇の大本とも言える存在が示唆されており、アラン先生のような常人ではどうにもならないくらい強大な相手だ。

だから妻も等価交換でしか救えなかった。


改めて、闇の強大さが証明された上で、誰もアラン先生の事と居場所も知らないし、

仮に知っていても、アラン先生を救う代償は大きく常人では不可能だろう。

そういう理由もあり、アラン先生は自分で自分を救う為の小説のシナリオを闇の中で書き続けるという終わり方で完結した。


はっきり言って風呂敷が広がりすぎて、しっちゃかめっちゃかになっており、

もう開発スタッフですら収集がつかなくなっているという状態だ。

それ以来10年近く続編に関する話は出ていない。


実際開発スタッフもそれを感じていたのか、スタンドアロンDLCのAmerican Nightmareでは、

アラン先生が書いた小説の中の話、という劇中劇で進行している。

その物語は、小説の中のアラン先生が妻を救う為に闇を打倒していくという王道ストーリーだ。

その中で闇はアラン先生と同じ姿をしており、自らの写し身として強大な敵として君臨し続ける。

DLCのラストでは、妻との愛の光によって浄化し消滅した。

アラン先生と妻は再会し、キスをして物語は綺麗に終了した。

のだが、これははっきり言ってしまえば、アラン先生の置かれた状況はもうどうしようもなく救いようのない物で、

だったらせめて劇中の中でもいいから幸せにしてあげようよ、という事。

どん詰まり状態なのである。


それから10年、Controlが発売された。

Controlの主人公、ジェシーはSCP管理局の中で起きる怪異事件を解決していくのだが、

DLCシナリオではAlan Wakeの出来事はSCP事件化されているという設定になっている。

ジェシーはDLCシナリオを通してアラン先生の残留思念を感じ取りながら、闇の残党と戦う。

アラン先生は大事な何かを忘れており、それを思い出そうとしている。


忘れていたのは、10年間小説を書き続けた結果、ようやく自分自身を救う小説を書き上げたという事。

その内容は自分を救ってくれる英雄が居て完成する逃走計画があるという事だ。

英雄が完成するのは試練が必要で、その英雄にはエイリアン由来の特別な力が存在するという事。

つまり、アラン先生はジェシーの力を借りて、この闇の中から抜け出すという計画を立てていた。

その後、ジェシーはAlan Wakeの舞台から信号が送られているのを確認しており、

その信号は2022年から送られているという事を確認する。

2020年の今、何故2年後の2022年からAlan Wakeの舞台から信号が送られてくるのか?

その疑問を抱きつつ、アラン先生は戻ってくるという趣旨の発言をしてControlは幕を閉じる。


トドのつまり、このDLCではAlan Wake 2なり続きなりが2022年に発表されるよという話で、

ネット上の皆がそういう話をしているし、自分もそうだと思っている。

だが、メタな話をするのであれば、Alan Wake発売以前にControlの物語は存在しない。

だからControlの世界にAlan Wakeの世界が内包されているのはおかしいし、

Alan Wakeの世界にControlの世界が内包されていると考える方が自然だ。


上記のアラン先生は英雄を必要としており、試練を与えたという発言もあり、

恐らくはこのControlの世界自体がアラン先生の執筆作品の一つだったという可能性が挙げられる。

10年も捉えられて抜け出せない程、闇は強大であり、

それから抜け出す為には生半可な物語の力では難しい。

だから10年間かけてアラン先生がControlのプロットを考え実行し、作品を具現化して独立させる。

そして自分を救ってもらう計画を立てているのであろう。

Controlというタイトルは主人公がSCPの力を制御するなどの意味合いもあるだろうが、

アラン先生が自分自身の主導権を握るという意味でのControlというのもあるかもしれない。


Controlの前にリリースされたQuontam Brakeでは量子力学を題材にしているが、

恐らくそれすらもRemedy的にはアラン先生を助ける為の実験作の一つだったのでは?と勘ぐってしまう。

もしかすると、今後Alan WakeとControlだけではなく、Quontam Brakeも合流する可能性があるかもしれない。

しかし、何年もかけて生み出した他作品の力を借りないと救えないプロットを生み出したAlan Wake。

このゲームはなんと罪作りな存在だろうか。

今頃あのプロットを思いついたスタッフは後悔していそうなものである。


もし2022年に発表される新作でControlの世界がアラン先生の執筆した作品だったというのが当たったら褒めてください。

2 件のコメント:

  1. おめでとうございます。

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  2. 最近PS5でアランウェイクをプレイして考察を探してたら辿りつきました。Controlは未プレイですがアランウェイク2が2023年に出る辺り当たってる気がしますね

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