ほぼ呪詛みたいな内容なので、最近のローグライクゲーが好きな人は読まない方が良いです
思いの丈をなぐり書きしたので、長文な上に添削もしてないので記事としてもアレです。
現在のゲーム業界ではいくつかのジャンルが旋風が巻き起こっている。
一昔前ではOverwatchやPaladins筆頭に、
ヒーローシューターが流行ったがそれは沈静化しており、
PUBGの爆発的なヒットにより、ヒーローシューターを作っていた各ソフトメーカー達はこぞってバトルロワイヤルを作る事となった。
次はメトロイドヴァニア、本来はPS1の悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲が元ネタで、
従来の高難易度でステージクリア型だった悪魔城ドラキュラシリーズだったが、
アーケードライクなゲームプレイではボリューム不足の問題や、
ゲームが下手な人ではクリア出来ずに楽しめないという問題があった。
そこで開発者は様々な育成・収集要素に探索型アクションのメトロイドを足し、
RPGの側面を強くして誰でもクリア出来るコンセプトでゲームを完成させた。
それから細々とシリーズは続いていくのだが、DSでのリリースを最後に終了、
だが、唯一無二のゲームプレイに魅了された他の開発者達は、自分たちでメトロイドヴァニアを作ろうと目論見、
様々なメトロイドヴァニアと呼ばれる作品群が生み出されている。
そして最後に人気のジャンルが、「ローグライク」だ
ここまでが前置きではあるが、ようやく本題であるローグライク・ローグライトだ。
細かい発祥は省くが、おそらく大抵の人はローグライクといえば、
風来のシレンシリーズや、トルネコシリーズを思い浮かべるだろう。
自分自身原初のローグライクゲームの体験はなく、
シレンとトルネコシリーズでの話になってしまうクソ雑魚エアプなのと、
本稿で比較するのは基本的にアクションゲームにローグライクを足した物である作品、
Crypt of necrodancer、Dead CellsやHades、Risk of Rain 2などの比較となる。
その点については最初に断っておきたい。
ローグライクの特徴と言えばいくつか挙げられるが、
・ランダム生成される要素
・厳格なリソース管理
・単一ではない複数の解法
・死んだら全てを失うパーマデス
・知識と経験を武器に戦う
これらであろうか。
シレンでは
・ランダム生成される要素
ランダムに生成されたマップ、ランダムに配置されたアイテムや罠など無数のパターンに、
基本的に敵はこちらよりも強く、敵を倒すだけではクリアは出来ず、
・厳格なリソース管理
リソースを消費してうまく切り抜ける事が重要で、
・単一ではない複数の解法
敵との交戦を避けるのは勿論の事、
時には敵を利用する戦法も必要だ。
・死んだら全てを失うパーマデス
死んだら全てのアイテムは失い、引き継ぐのは記憶で、
・知識と経験を武器に戦う
引き継いだ記憶から生じる知識と経験を武器に、絶体絶命の危機から脱出する事が可能。
一方で現在流行っているローグライクの傾向は
・ランダム生成される要素
マップがランダムや敵がランダムなだけ、下手すればマップ固定で敵も固定で、ランダム要素は取得出来るアップグレードのみ。
・厳格なリソース管理
リソースと言っても技を発動するMPのようなものがあるだけであったり、
そもそもリソース自体がお金だけなどのパターンも多い。
アクションに比重を置いている場合はリソースを消費する事で絶体絶命からの一発逆転は狙う事などが不可な場合も。
そもそもリソース管理もないからゲームプレイがアクション一辺倒で大味というのが問題。
・単一ではない複数の解法
リソースもそうだが、敵を倒して進むしか
・死んだら全てを失うパーマデス
これに関してはパーマデスは厳守されており、
中にはゲームを超えた恒常的なアップグレードが存在し、
難易度が低下するものも存在して間口が広いとも言えるが、
恒常的なアップグレードを取得する前提の物もあるのは渋い。
・知識と経験を武器に戦う
最も問題とも言えるこの項目、確かにそれまでの知識と経験は武器にはなる。
なるのではあるが、アクションの比重が多い場合は知識と経験だけではどうにもならない事が多い。
ボス戦などが顕著で、そもそも難易度が高いのでボス戦までの戦いで消耗しきっているので、
ボス戦にたどり着く頃には満身創痍の状態である事が多く、
回復アイテムや休憩ポイントもない状態での戦闘になり、
ボスのパターンを把握する前にボコボコにやられて死ぬ場合がある。
ではボス戦の練習をしようかと思っても、そもそもボス戦だけの練習は出来ないので、
結局また何度も試行錯誤してようやくたどり着けるか怪しいボス戦までたどり着いて、
ぶっつけ本番で練習せざるを得ない。
ボスを倒せてもたまたま手に入れたアップグレード群が強すぎて、
よくわからないままゴリ押しで勝利する事もある。
つまり、知識と経験だけではどうにもならないのだ。
最後の項目だけ熱が入ってはしまっているが、概ね本来のローグライクゲームであるシレンなどとは全然違うのである。
「そもそもターンベースとアクションを比較するなよ」
「別に本来のローグライクゲームでもないし、ローグライトでしょw」
というようなお声もあるかもしれないが、メトロイドヴァニア問題と同じように、
本来のジャンルとは全く違うゲームなのに、その名前を冠するのがおかしいのである。
最初からローグライクライクなり、ローグライトなりと名乗れば良いわけだ。
問題点は他にもあり、シレンなどは敵は基本的に強く、中盤からの敵とは接敵する事自体が間違いとも言われるし、
接敵するにしても、正面から殴り合うのは言語道断とも言われる。
それに対してローグライクゲーは正面から殴り合わないと次のエリアに進めないなどの問題もある。
なのに敵の火力が尋常ではないだとか、アップグレードの組み合わせが悪いと火力が出ないので、ザコ敵一体倒すのにとても時間がかかる。
敵を倒すのに時間がかかるという事は戦闘時間が長引くということ、そうすると被弾する可能性も増えていく。
ローグライクゲーの楽しみの一つに多種多様な打開策があるが、それは存在しない。
シレンと違い敵(ボス含めて)との交戦を避けたり、
敵を利用する事で一気に楽になるなどの要素はほぼ皆無、
正面から殴り合うだけで複数の解法が存在しない。
ランダム要素で毎回違うプレイフィールが存在する!と謳うゲームが多いが、
そもそも高難易度すぎるので、クリア出来るかが怪しいので、
恵まれたアップグレードと優れた腕がないとクリアすらさせてもらえないので、
毎回違うプレイフィールを楽しむ余裕すらない状態なのだ。
Dead Cellsや、Crypt of necrodancerが特にそうだろうし、
特にEnter the Gunsionなんて最も最悪な部類だろう。
序盤は初期銃で節約プレイで爽快感はなく、銃が出ても使いにくいゴミ銃が出る可能性も高い。
それなのに敵は堅く難易度も高い、腕もアップグレードを引く運も必要で、
ボスは強く、再挑戦機能もなく、死んだらまたエリア1-1から…練習する事さえ許してくれない。
その点、Risk of Rain2は低難易度を選択して、しっかりアップグレードを回収すればこちらが無双出来る率が高いので配慮は出来ている方か。
ここまで書いて「いや、いうてもシレン系だってゲキムズゲームじゃん」という声もあるだろう。
確かに初代シレンやアスカ見参は特に難易度が高く、ストーリークリアすらかなりの実力が必要だろう。
しかし、あれはゲーム自体が難しいのであって、他のローグライクゲームはバランス調整を放棄しているだけだ。
ローグライクゲーはゲーム自体がただでさえ難易度が高いのに、
アイテムやらアップグレードで更に良くも悪くも難易度が左右される。
アクションゲームでバランスが取れていないのは、かなり致命的。
ボスのHPが高すぎて攻撃を何発も打ち込んでも死なないなんてザラ。
逆にアップグレードが整っていれば瞬殺ってなにそれ。
シレンはアイテムの組み合わせ次第では武器や防具がなくてもガンガン進んでいける事もある。
よっぽどゴミみたいな引きでない限りストーリーダンジョンをクリアする事は可能だし、
ボス相手に通用する反則技みたいな物も存在する事もある。
結局ローグライクって言えばバランス放棄しても、
プレイヤーは壊れバランスを引いた時の脳内麻薬で頭がそこまで考えられないのと、
高難易度にして何度も遊ばせるゲームプレイの水増しが可能。
そういう言い訳にしか使われていない節がある。
ランダム要素が入ってるだけでローグライクって言い張る劣悪なゲームも存在する。
ジャンルが流行ってるからって便乗してるだけじゃねーか!
メトロイドヴァニア問題でもそうだが、ジャンル自体定義されていないのが非常に問題だし、
そもそも高難易度すぎてクリア自体がきつくてランダム要素が足かせにしかなっていない事が殆ど。
シレン系が如何にバランスに気をつけているかは、チュンソフトへのインタビュー記事があるので是非一読して頂きたい。
リンク先:電ファミニコゲーマー
「不思議のダンジョン」の絶妙なゲームバランスは、たった一枚のエクセルから生み出されている!? スパイク・チュンソフト中村光一氏と長畑成一郎氏が語るゲームの「編集」
ここまで読んでいただければわかるだろうが、
ローグライクの解釈・定義違いの話と、
難易度高くてブーブー文句を言っているだけなのではあるが、
「お前がゲーム下手くそなだけじゃねーか」
とも言いたくなると思う。
こう思うあなたは、あなたはゲームがうまくて羨ましい、煽り抜きで本当に羨ましい
…世の中にはゲームは楽しいし好きだけどめちゃくちゃ下手くそな人が居るという事も知っていてほしい。
かつてのオールドスクールなFPSは難易度が高く、下手くそには厳しい物だったが、
時代が進むに連れて現代ライズされていき、Call of Duty筆頭に非常に遊びやすくなった。
今のローグライクゲームは、かつてのオールドスクールなFPSと同じ立ち位置に居るのかもしれない。
しばらくすれば難易度が低くなり、カジュアルに楽しめるようになって、
FPSにおけるヒーローシューターや、バトロワのような革新的な物も登場するのだろうか。
…それはそれとして本来のシレン系のような、バランスの取れた芸術作品のようなローグが復活、流行ってほしい物である。
シレン5のSteam版楽しみなので絶対買います
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