2014年11月30日日曜日

Crysis2レビュー:終局への戦闘準備は出来たか。

己、強いては地球に振りかかるCrysisを払いのけろ!





Crytekが手がける超人になれるナノスーツを装備し人間・エイリアンを撃退するFPSシリーズ。
ステルス迷彩で姿を隠したり、アーマー強化し敵の銃火器もなんのその
スピードモードで車より早く走れ、ジャンプ強化で高く飛べる
夢のようなFPS

美麗なグラフィックが売りのゲームであるが評判通りのグラフィック。2ですら現在遊んでも遜色のない出来である。

初代Crysisではゲームプレイがメインでありシナリオはおまけ程度のようなものだったが
Crysis2では物語面が大幅に注力されている
「それも全部CoDって奴の仕業なんだ」
「なんだって?それは本当かい?」

物語を重視したせいか初代のサンドボックス的な遊び方はなくなり
所謂一本道になってしまった。


しかし遊びの幅が1つというわけではなく戦術バイザーを使用すると
アサルトルート、ステルスルートを示してくれる
プレイヤーが取れる選択肢を全てリストアップしてくれる
これは過剰情報ではあるのだが考えるのが面倒というプレイヤーも居るわけで
ある意味時代に則したデザインなのかと思わせられる
続編である3で消えた辺りCrysisシリーズファンからは不評だったのだろうが。

初代に引き続きシームレスにアタッチメントをその場で変更出来るオプションは引き続き登場
場面場面に合わせてアタッチメントを切り替えて進むのは楽しい
また初代に比べアタッチメントパーツの数が大幅に増え楽しみが益々増えた



かっこいい武器とがに股兵士


美麗なグラフィックと合わせ視覚的に楽しめる事大請け合いだ。



お気に入りのオートショットガン「ジャッカル」大好きです。


また今作ではナノスーツのアップグレードが出来、エイリアンを倒す事でナノカタリストというエネルギー結晶体をドロップ
それと引き換えにスーツの能力をアップグレードする事が出来る
スーツの能力も選択制になっており能力の取捨選択が楽しめる

初代ではエイリアン登場後は単調でつまらないという意見もあったがナノカタリストのおかげで
アップグレードの楽しみが出来、エイリアンとの戦いに意義は出来た

しかし初代と違い出てくるエイリアンの殆どが人型なので
堅い人間を相手にしているように思えてしまった


もっと化け物デザインにしても良かったと思う


そして残念なのがラスボスの不在
洋ゲーにありがちではあるが初代では
とても気合の入ったラスボスが用意されていただけに非常に残念である
この問題は3で解消される事になるが。


シナリオもハリウッド映画感はあるものの今作から入っても理解出来る内容になっている
超人兵士になれるナノスーツの謎に迫っていくシナリオはさながらミステリーである


最高の操作性、美麗なグラフィック、練られたシナリオ
これらが組み合わさり極上のひとときが過ごせる一本となっている

しかしやはりトリロジーの2作目の宿命か
シナリオは中途半端な所で終わっており、3へのクリフハンガーで幕を閉じる


終局への戦闘準備は出来たか?






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